VMwareでCentOSを動かす 4

VMwareでCentOSを動かす 4


 VMwarePlayerでCentOS6が日本語環境で動くようになった。
 あとは、CentOSを「ブリッジ接続で」ネットワークにつながっている状態に設定したい。
 絵で描くとこうしたい。

 
 ホストOSと書いてあるのが、VMwarePlayerが動いている実際のパソコンで、IPアドレスが192.168.1.5が割り振ってある。
 そんでもって、ゲストOSと書かれているのが、VMwarePlayer上で動くCentOSで、IPアドレスは192.168.1.6を割り当てたい。
 こうしておくと、ネットワーク上の他のマシンからも直接ゲストOSにアクセスできるのだ。
 では、やり方。
 VMWareメニューの、仮想マシン→取り外し可能デバイス→ネットワークアダプタ→設定を選択

 デフォルトだとネットワーク接続設定は「NAT:ホストのIPアドレスを共有して使用」という状態になっている。
 「ブリッジ」を選択し、「物理ネットワーク接続の状態を複製」にチェックを入れる。
 

 
 次に、ゲストOS(CentOS)のIPアドレスを変更しよう。今回は、192.168.1.5に固定で設定したい。
 ゲストOS(CentOS)のメニューから、システム→設定→ネットワーク接続を選択

 
 ネットワーク接続ウインドウが表示されるので、有線→System eth0(名前はこのとおりに表示されないことがあるかも知れない)を選択し、編集ボタンをクリック。

 「IPv4のセッティング」タブをクリック

 方式を「手動」にし、アドレスの「追加」をクリック後、アドレス、ネットマスク、ゲートウェイを設定。

 今回は、「アドレス」に192.168.1.6、ネットマスクに255.255.255.0、ゲートウェイに192.168.1.1を設定した。

 これで、ネットワークへの接続がうまくいかない場合には、ホストOS(Windows)側のネットワーク接続を確認してみよう。

 「ローカル接続」(ネットワークケーブルで接続している場合)の他に、「VMware Network Adapter VMnet1」というのが出来ていると思う。(もう一つ、VMware Network Adapter VMnet8というものが出来ているが、とりあえずこいつは気にしなくていい。というか、これが何のためのものなのか、私にはいまいちわからない)
 それぞれ右クリック→プロパティを見てみよう。
 「ブリッジ接続」をする場合は、以下の通りにする必要があるのだ。

     


  • ローカルエリア接続の「VMware Bridge Protocol」のチェックを外す
  •  


  • 「VMware Network Adapter VMnet1」の「Vmware Bridge Protocol」のチェックを入れる



▲「ローカルエリア接続」のプロパティ


▲「VMware Ntwork Adaper VMnet1」のプロパティ
 また、他のソフトなどで、「ネットワーク接続」の設定が増えている場合など、VMwareに関係ないところは「VMware Bridge Protocol」のチェックを外すようにしよう。
 とにかく、VMwareでブリッジ接続にして、ネットワーク疎通が取れなかったら、この「VMware Bridge Protocol」の有効・無効をチェックしてみるといいだろう。
 そんな感じ。
 とにかくこれで、VMware Playerで、CentOS6を動かすことができるようになったのだ。めでたしめでたし。
 といったところで、今回の覚書を終わる。